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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4601】十四代 吟撰 吟醸 生詰(じゅうよんだい)【山形県】

2021.7.18 21:47
山形県村山市 高木酒造
山形県村山市 高木酒造

【E居酒屋にて 全6回の①】

 E居酒屋では「ちょい飲みセット」という企画を設けている。3種類の酒を60ML(たぶん)ずつグラスに入れ、お客さんに味比べ(利き酒)をしてもらおう、という趣向。その中に「ちょい飲み十四代セット」があった。嗅覚が並外れて敏感なちーたんが「十四代セット」に強い関心を示した。ならば、飲みに行こうじゃないか。

 当然、まずは「ちょい飲み十四代セット」から、だ。まず、軽そうな「十四代 吟撰 吟醸 生詰」から。「十四代」は飲む機会がけっこう多く、当連載でこれまで、15種類を取り上げている。今回のお酒は当連載【387】で既に取り上げているが、取り上げたのは11年も前のことなので、再度取り上げた。

 酒蛙「上立ち香がメロンをおもわせるね」
 ちーたん「とろみを感じる」
 酒蛙「さらっとしているけど、やわらかで、なめらかな口当たり」
 ちーたん「すっきりとした香り。余韻の苦みがいい」
 酒蛙「味の要素の中で、とくに出ているものはない」
 ちーたん「いろいろ考えた結果、すっきりとした香りは針葉樹と判明した」
 酒蛙「味でとくに出ているものはなく、甘み、旨み、酸はそれぞれ出ているものの、あまり存在感がない。そのことが、すっきり、さらっとした、清涼感・軽快感のある酒質になっているのだとおもう」
 ちーたん「そうかもしれない。旨みは感じるが、酸はあまり感じないね」
 酒蛙「しかし、飲み進め、口が慣れてくると、甘み、旨み、酸を次第に感じるようになる」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「兵庫県特A地区産酒造好適米50%磨。フレッシュで心地よい吟醸香が魅力。爽やかな喉ごしの夏季限定涼吟醸酒」

 裏ラべルのスペック表示は「原材料名 米・米麹・醸造アルコール、精米歩合50%、原料米 国産米100%使用、アルコール分15度、製造年月2020.06」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、「兵庫県特A地区産酒造好適米」というと、山田錦以外は考えられないもんね。

 酒名「十四代」の由来について、ウィキペディアは以下のように説明している。

「高木酒造では、最初は『朝日鷹』という銘酒だった。当時、『十四代』という銘酒もあったが、特別の古酒だけに付けていた。現在の『十四代』は、14代目・高木辰五郎から15代目・高木顕統へと受け継がれ、杜氏として初めて完成した酒に『十四代』と命名した」。

 また、「日本の名酒事典」は以下のように説明している。「元和元年(1615)創業の老舗だが、主力となる『十四代』は平成5年(1993)より販売された新しい銘柄。酒名は当主が14代目にあたることから命名された。東京で酒造を学んだ15代目が、ベテラン蔵人に支えられ、古い製法にこだわらず自らの造りたい酒を信じるままに造ったところ、その酒が高く評価され、主要銘柄となった」

酒蛙

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