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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4564】阿波美人 純米(あわびじん)【徳島県】

2021.5.8 22:02
徳島県阿南市 津乃峰酒造
徳島県阿南市 津乃峰酒造

【日本酒研究会 全6回の③】

 足掛け15年目に突入した日本酒研究会。異業種間交流飲み会ながら、毎月欠かさず飲み続けてきた(ただし、2020年4~10月の7回分はコロナのために不開催)。草創期のメンバーJの提案で、日本全国の現役蔵の酒を全部飲む、という遠大な目的のもとに飲み続けている。一時は、飲んだことのない蔵の酒を探すのが頭打ちになり、なかなか蔵数が増えなかったが、月例会の会場をE居酒屋に移してからは、続々と新蔵酒の登場しわたくしたちを喜ばせている。

 これは、ママの知恵袋であるバイヤーKさんの活躍によるもの。Kさんはわたくしたちの既飲蔵リストをもとに、わたくしたちがまだ飲んだことがない蔵の酒を探し出し入手、月例会に出す酒のラインナップを組んでいるのだ。今回は、6種類のうち、3種類が飲んだことがない蔵のお酒。これで、わたくしたちが飲んだことのある酒の蔵は、合計1202蔵と、1200の大台に乗った。Kさんには感謝しても感謝しきれないほどお世話になっている。この場を借りてお礼を申し上げます。

 トップバッターの「眉山 特別純米」、続いて飲んだ「今小町 純米」、そして3番目に飲んだ「阿波美人 純米」も初めての蔵のお酒。見るのも聞くのも初めてだ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「香りを抑えている」
 I、B「苦みがあるね」
 H 「苦みを感じる」
 酒蛙「基本的に、味が出過ぎないように醸しているイメージ。後味は、やはり苦みが強いね。飲み進めて行ったら、甘みが出てようになってきた。甘みと苦みが特長的なお酒だ」」

 蔵のホームページは酒名「阿波美人」の由来を以下のように説明している。「徳島は美人が多いとか、『讃岐男に阿波女』昔の四国の人はそう言ったそうな。徳島を代表する米は『阿波美人』、なかなかの器量よしです。弊社『阿波美人』も清酒の美人をめざし、醸造技術を磨いた一品です」

 瓶のラベルのスペック表示は「LED夢酵母、製造年月20.11、国産米100%使用、原材料名 米・米麹、精米歩合65%、アルコール分15度」。また、ラベルの酒質チャートによると、この酒は「やや濃醇やや辛口」。

 LED夢酵母について、NANAME KIKAKUのサイトは以下のように説明している。
 
「LED夢酵母は徳島県工業技術センターが新たに開発したもので、LEDの青みがかった光(UV-LED)を清酒酵母に照射し、性質が変化した約1900株の中から優良な酵母を選抜して生み出したものです。
 LED酵母の香りや味わいの特徴は2つあります。比較的飲みやすい日本酒に仕上げやすいと言われています。
 ▽リンゴのようなフルーティーな香り
 ▽すっきりした爽やかな味わい
 夢酵母といえば、福島県の『うつくしま夢酵母』が有名です。SAKE DIPLOMA試験では『夢』と付く酒米や酵母は福島県産だと覚えたのですが、これからは徳島県のLED夢酵母も対象になってしまいますので気を付けましょう」

 この蔵の主力銘柄は「津乃峰」その由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「阿波三峰の一つ津乃峰山頂には、賀志波比売命(かしわひめのみこと)をお祀りする津峯神社があります。ハイテク機器の無かった時代、この神社の灯火を頼りに海の男達は沿岸を航行しました。社歴は古く神亀元年(724年)に遡ります。社格は式内社であり古来より阿波の人々に崇められてきましたが、相殿にはお酒の神様である大山祇命(おおやまつみのみこと)もお祀りしております。弊社は創業昭和28年より、日本一社の津峯神社の御神酒として「清酒津乃峰」を醸造してまいりました。『山は津乃峰、酒は津乃峰』のキャッチと共に半世紀、皆様のますますのご繁栄を祈念しつつ、日々醸造技術向上に取り組んでおります」

酒蛙

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