参院選で一票を投じる前に、思い出さなければならない数字がある。48・8%。前回2019年参院選の投票率だ。過去2番目の低さで、50%を切ったのは2回目となった。当時の安倍政権は勝利宣言したが、投 ... [続きを読む]
舌鋒鋭く政権与党を追及すれば「批判ばっかり」「建設的でない」と言われる。ならばと政策提言に力点を置けば「低調な論戦」「迫力不足」とやゆされる始末。まこと野党議員ほど因果な商売はない ... [続きを読む]
思わず本音が出たのだろう。「わが国は相対的に低水準だ」。岸田文雄首相が6月13日の参院決算委員会で示した、昨今のエネルギーや食料品をはじめとする物価高への見解だ。参院選応援のための街頭演説などでも「 ... [続きを読む]
第26回参院選が22日公示された。現時点では岸田文雄首相率いる自民党が優位との見方が大勢だ。しかし「何が評価されているのか」という問いの答えは定まらない。「ウクライナ危機を前に変化を避けたい心理があ ... [続きを読む]
米連邦最高裁が連邦と州議会の選挙区に関する問題を司法審査の対象と宣言したベイカー事件の米誌記事がきっかけで、1962年から選挙区間の「1票の格差」を理由に国政選挙の無効を求める訴訟を始めた弁護士の越 ... [続きを読む]
米テネシー州議会は1901年以降、選挙区を変更せず、60年には、選挙区間の人口格差、いわゆる「1票の格差」が10倍に達した。同州の都市部に住むベイカーさんの1票は、農村部で暮らす有権者の10分の1の ... [続きを読む]
参院選結果に影響を与え、今後の社会の行く末をも左右しかねない人々のある傾向を危惧している。政治に対する評価が属性によって決まることが増えている点だ。いわば「属性支配」の政治である。 ... [続きを読む]
「黄金の3年」。参院選(6月22日公示―7月10日投開票)が近づくにつれ、政界でよく使われるようになった言葉だ。衆院選は昨秋だったから、岸田文雄首相が解散しなければ2025年秋まで ... [続きを読む]