広島G7にクック諸島招待 林外相、ブラウン首相に伝達

握手する林外相(左)とクック諸島のブラウン首相=21日、クック諸島(外務省提供)
握手する林外相(左)とクック諸島のブラウン首相=21日、クック諸島(外務省提供)
2023年03月21日
共同通信共同通信

 林芳正外相は21日、太平洋島しょ国のクック諸島のブラウン首相と会談し、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の拡大会合に招待する意向を直接伝えた。外相も兼ねるブラウン氏は「光栄だ。積極的に議論に貢献したい」と謝意を示した。

 クック諸島は、太平洋の18カ国・地域で構成する地域協力機構「太平洋諸島フォーラム」の議長国を務めている。岸田文雄首相が20日に訪問先のインドで、クック諸島など計8カ国を拡大会合に招待すると発表していた。

 会談で、林氏は原発処理水の海洋放出に関し、安全性が確認されない限り実施しないと説明。放出を巡る日本の立場を明らかにした岸田首相の親書を手渡した。

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