ウィシュマさんをしのぶ会で、涙ながらに訴える支援者のエリザベスさん。「入管は、もう誰も殺さないで」=5月、東京都内
葬儀で、帰らぬ人となったウィシュマさんに声をかける支援者のエリザベスさん(右)。「助けて」。生前、窮状を電話で聞いていたが、自身も在留資格がなく一時的に収容が解かれた「仮放免」の立場。県外移動の許可が下りず、面会を果たせなかった。来日した遺族を抱き寄せ、悲しみを分かち合った=5月、名古屋市
葬儀で飾られたウィシュマさん(33)の遺影。4年前、留学生として来日した。日本語学校に通うも次第に欠席しがちになり、除籍され在留資格を失った。昨年、同居していた男性による暴力から逃れようと警察に助けを求めたところ、不法滞在が発覚し収容された=5月、名古屋市
今年に入り体調が急激に悪化し、3月に亡くなったウィシュマさん。入院や点滴がしたいと「仮放免」を申し入れたが、名古屋入管は認めなかった。支援女性に宛てた彼女の手紙には、「びょうき ぜんぶ おわりに する」と記されていた=5月、愛知県津島市
デモ行進で掲げられるウィシュマさんの写真。「彼女が生きていけた社会を目指して」というメッセージが多く見られた=5月、東京都内
ウィシュマさんをしのぶ会で、手を合わせる妹ワヨミさん。「大好きだった日本で、なぜこんな悲しい最期を迎えたのか」。真相を究明したいと来日し、入管に監視カメラの映像開示を求めている=5月、東京都内
ウィシュマさんをしのぶ会で、花を手向ける参列者=5月、東京都内
ウィシュマさんをしのぶ会に参列する人たち。約500人が訪れ、手を合わせた。入管施設では2007年以降、17人が死亡している=5月、東京都内
収容死、これで最後に 難民申請者が涙の訴え
2021.7.15 8:00
共同通信