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サンゴ死滅 広がる茶色 沖縄の石垣・西表島間

2017.7.23 0:00 共同通信

 沖縄県・石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」で、高い海水温が原因とみられるサンゴの大規模な白化現象が確認され始めて約1年。回復できず死滅したサンゴが青い海の中で茶色く広がる様子を共同通信が7月23日、小型無人機ドローンで撮影した。

 白化は、褐虫藻(かっちゅうそう)が抜け出し、サンゴの骨格が透けて白く見える現象。昨年9月の時点で白化の進行が確認されていた群集は、その後死滅して色彩を失っていた。水中に潜って観察すると、魚は少なく、生気が感じられない海になっていた。

 環境省が昨年11~12月に現地で行った調査では、約7割のサンゴの死滅が判明。今年6~7月に水面からシュノーケリングで見た調査では、生きたサンゴが海底を覆っている割合は1年前の30%から13%に減った。

 継続的に状態を見ている石垣市の環境調査会社代表の吉田稔(よしだ・みのる)さん(61)は「生き残ったサンゴにも白化が始まっている」と危機感を示す。同時に「生き残ったサンゴが高水温に強い種に変化してくれるのではないかと注目している」と語った。(写真と文 原田浩司・共同通信編集委員)

 写真と記事の内容は、2017年7月23日までの取材を基にしたものです