メニュー 閉じる

47NEWS

写真

写真

「隣に暮らすムスリム」(2)
進学目指し、日本語勉強

「経済成長を遂げても、伝統的な価値観を失わない日本に魅力を感じた」。昨年9月、アラブ首長国連邦(UAE)から来日し、大阪市の「大阪日本語教育センター」に通うアブドゥラ・シャムシさん(20)は大学進学を目指している。父親の仕事で6年間暮らしたフランスや、旅行で訪れた米国では、イスラム教徒というだけで、露骨に嫌な顔をする人がいた。「どうして中東地域で起きている過激派テロや、紛争のイメージが先行するのか」との思いがこみ上げ、悲しかった。幸い、日本でそう感じることはない。目上の人に対する接し方など、他者への敬いを重んじる日本人の姿勢に、イスラムの教えとの共通点を見いだした。日本人の友人もたくさんできた。漢字を覚えることには苦戦しているが、日本語の日常会話はほぼ習得した。関西弁も自然と出てくるようになった。勉強以外の時間は、日本人の子どもたちに英語を教えるボランティアに励んでいる。(写真と文 上松亮介)*写真・記事の内容は2018年1月26日までの取材を基にしたものです。

共同通信