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お披露目に600人集結
習氏、新指導部従え登場

世界各国の記者やカメラマンら約600人が集結し、身動きもできない。中国・北京中心部の人民大会堂。普段は外国要人との会談に使われる大広間が異様な雰囲気に包まれていた。目当ては、5年に1度の共産党大会を経て決まる新最高指導部のお披露目だ。固唾をのんで待ち続ける中、国営メディアのカメラマンがひな壇横の撮影位置に着いた。まもなく登場だ。会場の緊張は最高潮に達する。余裕の表情の習近平総書記が緊張気味の新メンバーを従え、手を振りながらゆったり入場してきた。後継候補の姿はない。習氏が「1強体制」の長期化を確実にした瞬間だ。「中国に習おじさんが現れた」「夢でもいいからお会いしたい」。市内の公園で習氏をたたえる曲を市民が歌う。毛沢東個人崇拝が招いた大規模政治運動「文化大革命」中に「中国に毛沢東が現れた」と歌われた革命歌「東方紅」を連想させる。党大会で毛や故鄧小平氏に迫る権威を得た習氏が提唱する「新時代」というスローガンが、連日国営メディアから流れる。社会に〝習氏崇拝〟の雰囲気があふれている。お披露目中、携帯電話やインターネットは完全に遮断された。終わるや否や、あちこちで携帯電話が鳴り始めた。電波が戻った。記者とカメラマンが慌てて速報する。習氏の「新時代」が始まった。(写真と文 共同通信写真部・党大会取材班)*写真・記事の内容は、2017年11月3日までの取材を基にしたものです。

共同通信