九州北部の豪雨から5年 2度の被災乗り越えた家族
2022.7.5 17:51
共同通信
福岡、大分両県で40人が死亡した九州北部の豪雨から5年。激しい雨に見舞われた当時、榊原理絵さん(中央、49)は長女悠花ちゃん(右、4)の出産を間近に控えていた。住んでいた自宅は裏手に流れる川が増水し全壊、空き家に身を寄せ臨月を過ごした。「どんな試練なの」。長男悠君(10)が誕生した時も豪雨で被災した。度重なる苦難にも2人の子どもを守れたのは、地域の助けがあったおかげ。「人とのつながりを大事に育ってほしい」と、子どもたちを見つめた=5日午後