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ウェブ形式で面接解禁、ヤマ場に コロナ就活、売り手市場に変化か

2020.6.1 10:36 共同通信

ウェブ形式で実施された三井住友海上火災保険の採用面接で、モニター越しに学生と話す採用担当者=1日午前、東京都内
ウェブ形式で実施された三井住友海上火災保険の採用面接で、モニター越しに学生と話す採用担当者=1日午前、東京都内

 来春卒業予定の大学生らへの筆記試験や採用面接が1日、政府の定める解禁日となり、就職活動がヤマ場に突入した。新型コロナウイルス感染防止のため、主要企業の多くはウェブ形式で実施。企業の業績悪化を受け、人手不足を背景に続いてきた「売り手市場」が変わることに不安を訴える学生も多く、就活環境は一変している。

 1日に1次面接を始めた三井住友海上火災保険は最終面接を含め全てウェブ形式に切り替えた。採用担当者は「対面よりも学生からの熱意が伝わりづらい面があることを前提に“根掘り葉掘り”聞いて人物像を見極めたい」と話した。

 損保ジャパンも同様に、学生と一度も会うことなく採用を決める方針。学生の緊張をほぐし、システム操作に慣れてもらうため、昨年までは45分だった面接時間を最大60分に延長した。

 就職情報会社「ディスコ」の5月上旬の調査では、就活生1212人のうち70%超が「買い手市場に変化してきている」と回答。担当者は「先行きが不透明で、多くの学生が難しさを感じている」と指摘する。

 採用活動の日程は、今年から経団連に代わり政府が初めて主導した。面接などの選考は6月からと求めるが、強制力はなく先行して取り組む企業が多い。同志社大4年の男子学生(22)は、既に複数企業から内定を獲得。1日から本命の商社などの選考に臨み「等身大の自分をアピールしたい」と語った。