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ボーイング、主力機の生産を再開 737MAX、1月から停止

2020.5.28 8:47 共同通信

駐機する米ボーイングの737MAX=2019年9月、ワシントン州モーゼスレイク(ロイター=共同)
駐機する米ボーイングの737MAX=2019年9月、ワシントン州モーゼスレイク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】経営危機が続く米航空機大手ボーイングは27日、2度の墜落事故を起こして運航停止中の主力旅客機「737MAX」の生産を米ワシントン州の工場で再開したと発表した。在庫が膨らみ、今年1月から停止していた。

 運航再開に必要な当局の承認は得られていないが、業績不振にあえぐ部品メーカーを支える狙いもあり、稼働率を抑えた状態で生産を始めた。

 ただ航空業界は新型コロナウイルス感染症の流行で一変。旅客需要の回復には数年かかる見通しだ。737MAXは注文のキャンセルが相次いでいる。ボーイングは社債発行を通じた巨額の資金調達で破綻懸念は遠のいているが、再建の行方はなお見通せない。

 ボーイングは声明で「作業の安全性や製品の質を高める取り組みに力を入れる」と強調した。事故を巡り安全性を軽視するような企業体質が浮き彫りとなっており、信頼回復も課題となる。

 27日には従業員6770人を解雇することも発表した。コスト削減のため、グループ従業員の1割に当たる1万6千人を削減する計画を4月末に発表しており、その一環。早期退職の応募人数が想定に届かず、指名による整理に踏み切った。