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米経済、大半で急激に収縮 FRB、宿泊・外食が低迷

2020.5.28 8:34 共同通信

閑散としたニューヨーク中心部=24日(ロイター=共同)
閑散としたニューヨーク中心部=24日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は27日、全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)を公表し、経済活動が全地区で低下し「大半の地区で急激に収縮した」と指摘した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出規制により、宿泊や外食の落ち込みが特に大きいとした。

 FRBは、前回4月の報告でも米経済は「急激に収縮した」としていた。報告は6月9~10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決める際の討議資料になる。事実上のゼロ金利政策を維持する見通しだ。

 報告では、米景気の先行きは「相当不透明だ」とし、「多くの企業が今後の回復ペースを悲観的にみている」とした。

 個人消費はさらに落ち込み、自動車販売は前年比で非常に大きい減少となった。ただ数地区では最近改善がみられるという。製造業も車や航空、エネルギーを中心に大幅な落ち込みを記録した。雇用は全地区で減少し、大半では急激な喪失となった。業種別では、小売りや宿泊、外食を中心に減少が続いている。

 各地区からは「4月は宿泊業の売り上げが歴史的な低水準だった」(アトランタ地区)、「完成車や部品の工場が閉鎖されていたため自動車生産は非常に少なかった」(シカゴ地区)との声があった。