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企業「週休3日も検討」 外食は対面や相席回避

2020.5.14 23:22 共同通信

感染予防に関する各団体の指針内容
感染予防に関する各団体の指針内容

 緊急事態宣言の一部解除に伴い、経済団体は14日までに、事業の本格再開と新型コロナウイルス感染予防を両立させるための指針をまとめた。経団連は通勤頻度を減らすため「週休3日制」の検討も例示。外食業界は、客が対面や相席を避けて座る工夫などを挙げた。いずれも長期戦とみて出勤者や来店客数を抑える内容で、経済活動への制約が続く。

 指針は政府の要請に応じて策定し、政府によると各種の業界団体が81件の指針を14日までに策定。各団体は従業員や客が一定の距離を保つことに加え、設備の消毒や換気の徹底を示した。

 経団連は通勤時の公共交通機関の混雑緩和に向け、週休3日制のほかテレワーク、働く日・時間帯を分けたローテーション勤務などさまざまな勤務形態の検討を呼び掛けた。鉄鋼業界などは経団連の指針を参考に対応する。週休3日制は東芝が工場で採用する方針だ。

 外食産業でつくる日本フードサービス協会は、最低1メートル以上の間隔を空けて横並びで座れる配置を要請した。対面になる場合はアクリル板などでテーブルに仕切りを設ける案を示し、他のグループとの相席は「避ける」と明記した。

 大皿での提供を控え、調味料や冷水ポットはできるだけ卓上に置かないことも求めた。東京都内で14日に記者会見した高岡慎一郎会長(人形町今半社長)は「店ごとに状況が違うので、それぞれで工夫することが大事だ」と述べた。

 パチンコ業界では大阪府遊技業協同組合が、整理券を配って開店前の行列を防ぐことや1台おきの停止などを提示。大声での会話を避けるため、BGMの音量を下げることを促した。映画館の業界団体、全国興行生活衛生同業組合連合会は、前後左右を空けるなど座席の間隔の確保を求めた。

 全国学習塾協会は感染状況別に対応方針を示し、対面授業やオンライン授業、自宅学習を組み合わせる。スーパーやコンビニの小売業界は高齢者、妊婦らの優先時間帯の設定検討、航空業界は機内食などのサービス簡素化を提案した。