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海外有力選手が続々来日   1964年10月2日 「再現日録 東京五輪の10月」(2)

2020.10.2 8:00 共同通信
1964年10月2日、来日し記者会見するチェコスロバキアの体操女子チャスラフスカ選手(中央)
1964年10月2日、来日し記者会見するチェコスロバキアの体操女子チャスラフスカ選手(中央)

 

 東京五輪を控え、東京・羽田空港には2日、海外の有力選手が続々と到着した。

 来日したのは、チェコスロバキアの体操女子チャスラフスカ選手、統一ドイツの陸上女子80メートル障害バルツァー選手ら。また、前回ローマ五輪のレスリングで、七つの金メダルを取ったトルコ選手団も到着した。

 東京・代々木の選手村では2日、日本を含む8カ国の入村式が行われた。統一チームを組んだ東西ドイツは、旗手を東西どちらから出すか話し合いが決裂、プラカードだけで入村式に臨んだ。

 一方、名古屋市ではこの日、愛知県体育館前に到着した聖火を一目見ようと集まった群衆が式典の舞台に向け殺到、大混乱となり5人がけがなどをした。約1万5千人が詰めかけ、警官50人では対応しきれなかった。

 東京都板橋区の小学校に2日「盗んで申し訳ない」とのわび状と共に、児童用五輪入場券が郵送されてきた。入場券は9月27日に盗難に遭ったが、犯人が書いたとされるわび状には「入場券は返します。楽しいオリンピックを子どもたちに見せてください」とあった。

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 ドイツは冷戦で東西に分裂したが、1956年冬季五輪から統一チームを組んだ。だが68年以降は東西別に。ベルリンの壁崩壊後の92年アルベールビル冬季大会から再統合されたドイツになる。(国名や組織・団体名、競技名、肩書などは当時の呼称に従っています。 共同通信=軍司泰史)

 

1964年10月2日、東京・代々木の選手村で旗手が決まらないまま入村式に臨む統一ドイツチーム(左)
1964年10月2日、東京・代々木の選手村で旗手が決まらないまま入村式に臨む統一ドイツチーム(左)