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回復者血漿で患者治療 効果は? 日本も研究へ 【新型コロナ・ミニ知識】

2020.9.23 14:00 共同通信
 
 

 

 新型コロナウイルス感染症から回復した人の血液成分である「血漿(けっしょう)」には、同ウイルスを中和する抗体が多く含まれているため、これを別の患者に投与して治療に生かそうという試みがある。米食品医薬品局(FDA)は8月、コロナの入院患者に対する回復者血漿の緊急使用を許可した。日本では国立国際医療研究センターなどが臨床研究の準備を進めている。

 回復者血漿は、特効薬がないさまざまな感染症の治療に使われてきた。約100年前に流行したスペイン風邪のほか、近年は重症急性呼吸器症候群(SARS)やエボラ出血熱でも試みられた。

 米国では回復者血漿の使用を後押しする大規模な研究が組まれ、7万人以上に投与されたという。しかし、投与を受けない患者との厳密な比較試験は行われず、安全性や効果についての明確な結論は出ていない。また考えられるリスクとして、別の感染症を引き起こしたり、病状が逆に悪化したりする可能性が指摘されている。(9月10日配信)