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重症患者の生存率が改善 ICU退室状況を分析 【新型コロナ・ミニ知識】

2020.8.27 14:00 共同通信

 重症の新型コロナウイルス感染症のため、病院の集中治療室(ICU)などでの治療を必要とした患者の生存率は、流行初期に比べ世界で明らかに改善した。そんな分析を、英ブリストル大などのチームがまとめた。

 今年1~5月にアジアと欧米の計10カ国から発表された論文24編を対象に、ICU退室時点の大人の患者について死亡率を調べたところ、全体の平均は42%だった。3月末までの死亡率は、ほぼ60%あり、時の経過とともに改善する傾向が見て取れたという。中国と米国の論文が多く、日本は含まれていない。

 死亡率はアジア、欧州、北米と地域間で比較しても差はなかった。一方、他のウイルス性肺炎でICUに入った患者に比べると、コロナの死亡率は大幅に高い。

 チームは、死亡率低下をもたらしたのは特定の治療法ではなく、病状や診療に関する情報が世界で迅速に共有され、さまざまな対応が取られた結果ではないかとみている。(8月19日配信)