警視庁、2遺体取り違え 遺族が気付き発覚
2023年03月28日

警視庁は28日、西新井署に安置していた男性2人の遺体を取り違え、葬儀業者に引き渡したと発表した。顔を見た遺族が誤りに気付いて発覚し、警視庁は双方の遺族に謝罪した。
警視庁によると、26日に男性(72)が自宅で、男性(83)が病院で亡くなった。いずれも事件性はなく、西新井署員3人が業者に引き渡す際、遺体を取り違えた。遺体を包む袋のシールに記された氏名の確認などを怠った。業者が署に連絡し、2人の遺体は本来の遺族の元へ戻った。
警視庁刑事総務課の原田章治課長は「取り違いは絶対にあってはならず、ご遺族に心からおわびする」とコメントした。