白トリュフの人工栽培に成功 国内初、茨城・つくばの森林総研

京都府の栽培地で確認された白トリュフ「ホンセイヨウショウロ」=2022年11月(森林総合研究所提供)
京都府の栽培地で確認された白トリュフ「ホンセイヨウショウロ」=2022年11月(森林総合研究所提供)
2023年02月09日
共同通信共同通信

 世界三大珍味の一つとされる高級食材、トリュフの人工栽培に成功したと、茨城県つくば市の森林総合研究所が9日発表した。トリュフの人工栽培はフランスなどで行われているが、日本でできたのは初めてという。

 森林総研によると、確認されたのは国内に自生する白トリュフの一種「ホンセイヨウショウロ」。欧米の白トリュフと同様の香りがあり、森林総研の山中高史東北支所長は「新たな食材としての価値が期待される。10年をめどに栽培技術を確立したい」と話している。

 山中さんらは根にトリュフ菌を振りかけたコナラの苗木を茨城県と京都府の栽培地に植え、22年11月に計22個のトリュフができているのを確認した。

共同通信共同通信

国内外約100の拠点を軸に、世界情勢から地域の話題まで、旬のニュースを的確に、いち早くお届けします。

https://www.kyodonews.jp/