米失業率53年ぶり低水準 1月3.4%雇用51万人増

2023年02月04日

【ワシントン共同】米労働省が3日発表した1月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、失業率は3.4%で前月から0.1ポイント改善した。1969年5月以来、53年8カ月ぶりの低水準となった。景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から51万7千人増えた。増加幅は前月より拡大し、市場の事前予想を大幅に上回った。
米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、0.25%の利上げを決めた。パウエル議長は3月の次回会合でも利上げを継続する考えを示している。雇用情勢の好調が示されたことは、利上げの後押しとなりそうだ。
就業者数は民間部門で44万3千人増だった。