配管詰まり打ち上げ失敗か イプシロン、JAXAが分析

打ち上げに失敗した小型ロケット「イプシロン」6号機=2022年10月12日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所
打ち上げに失敗した小型ロケット「イプシロン」6号機=2022年10月12日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所
2023年02月03日
共同通信共同通信

 昨年10月に衛星の打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケットイプシロン6号機について、JAXAは3日、姿勢制御に用いるガスジェット装置が機能しなかったのは、配管が詰まったのが原因とみられるとの分析結果を明らかにした。文部科学省の有識者委員会に報告した。

 JAXAによると、姿勢制御装置用の燃料タンクを区切るゴム膜が変形するなどし、配管をふさいだとみられる。装置に備えられた弁が正常に動かなかった可能性も検討したが、製造段階までさかのぼって分析、異常がないことを確認した。

 今月13日に発射予定の新型主力機H3ロケット1号機は、本来の状態でも影響はなかったことが判明した。

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