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クレムソン大―アラバマ大 オクラホマ大―ジョージア大 米大学選手権準決勝

2017.12.6 11:40 丹生 恭治 にぶ・きょうじ
相手のFGをブッロクして喜ぶジョージア大のハーリング(10)とバーネット(94)(AP=共同)
相手のFGをブッロクして喜ぶジョージア大のハーリング(10)とバーネット(94)(AP=共同)

 

好タックルを決め誇らしげにポーズを取るオーバーン大DLラッセル(95)(AP=共同)
好タックルを決め誇らしげにポーズを取るオーバーン大DLラッセル(95)(AP=共同)

 

ウィスコンシン大QBホーニブルック(12)をタックルするオハイオ州立大のボーランド(AP=共同)
ウィスコンシン大QBホーニブルック(12)をタックルするオハイオ州立大のボーランド(AP=共同)

 

 全米大学体育協会(NCAA)フットボール部門のボウル・サブディビジョン(FBS=旧1部A)選手権大会組み合わせが、12月3日決定した。

 選手権大会の委員会発表の出場校ランキングは1位が大西洋岸リーグ(ACC)のクレムソン大で同2位がビッグ12のオクラホマ大。同3位は南東リーグ(SEC)のジョージア大、同4位で同リーグのアラバマ大。5大リーグでは太平洋12大学とビッグ10からの選出校はなかった。

 大会は2018年1月1日にカリフォルニア州パサディナで開かれるローズボウルでオクラホマ大―ジョージア大、同日ルイジアナ州ニューオーリンズでのシュガーボウルでクレムソン大―アラバマ大の準決勝がそれぞれ行われる。勝者は1月8日、ジョージア州アトランタのメルセデスベンツ・スタジアムで決勝を行う。

 FBSのレギュラーシーズンは第14週。12月1、2日を中心に各リーグの首位決定戦が行われた。

 リーグは全部で10。大半は2地区に分かれており、その1位校同士がリーグ優勝をかけて対戦する。しかし、地区制を採っていないビッグ12とサンベルト連盟(SBC)では、1位と2位が優勝争いをした。

 1日は太平洋12大学(Pac12)の1試合だけで、北地区のスタンフォード大と南の

クレムソン大DBウォレス(12)の好守備にパスを落とすマイアミ大WRトーマス(AP=共同)
クレムソン大DBウォレス(12)の好守備にパスを落とすマイアミ大WRトーマス(AP=共同)

 

南加大が、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで対戦。ランク10位の南加大が31―28でランク12のスタンフォード大に競り勝った。

 2日は残りの9地区が一斉に試合を実施し、ACCはノースカロライナ州シャーロットのアメリカ銀行スタジアムにランク1位のクレムソン大がアトランティック地区代表で登場。ランク7位でコースタル地区のマイアミ大(フロリダ)と顔を合わせたが、クレムソン大が一方的に試合を進めて38―3で大勝。難なく3回連続の選手権出場を果たした。

 クレムソン大はQBケリー・ブライアントの好リードから前半で21点、第3QにもFGを皮切りに2TDを加え、連続38点を奪ってマイアミ大を突き放した。

 しかし記録では意外な数字が残った。とりわけクレムソン大のランが41プレーで前進距離はわずかに77ヤード。それでいてこの大量点と、いかにツキを味方にしたかが歴然と表れていた。一方マイアミ大はトータルで214ヤードを稼いだが、第4Qの1FGに終わった。

 SECはジョージア州アトランタのメルセデスベンツ・スタジアムで、ランク6位で東地区トップのジョージア大が、ランク2位で西地区首位のオーバーン大と対戦。28―7でこの名門リーグを制した。

 2005年以来の王座を狙ったジョージア大は、立ち上がりこそオーバーン大の攻めに受け身となり、QBジャレット・ステッドハムからWRネート・クレイグメイヤーへのパスでオーバーン大に先取点を奪われた。

 しかし、ジョージア大は第2Qから攻守にオーバーン大を圧倒。第2Q10分19秒、QBジェイク・フロムがTEアイザック・ノータへ2ヤードのパスを決めて追いつき、さらにFGを加えて前半を折り返した。

 第3QにFGを決め、第4Q13分11秒には、フロムがWRテリー・グッドウインへ7ヤードのTDパスを通した後、2点コンバージョンにも成功。さらに10分46秒にはRBダンドリ―・スィフトが64ヤードを独走してとどめを刺した。

 この結果、ジョージア大はプレーオフランキングで3位へ上がり、逆にオーバーン大は7位転落し選手権への道を閉ざされた。

 ビッグ12ではランク3位でリーグ首位のオクラホマ大が、11位でリーグ2位のテキサスクリスチャン大(TCU)とテキサス州アーリントンのジョーンズAT&Tスタジアムで対決した。

 結果はリーグの順位通り。オクラホマ大が41―17で順当勝ちし、ランキングを一つ上げて2位。選手権大会でジョージア大と顔を合わせることになった。

 

 ビッグ10の首位決定戦も注目を集めた。この週まで12戦全勝でランク4位につけていた西地区1位のウィスコンシン大が、東の代表オハイオ州立大と対戦した。

 リーグ優勝と同時にレギュラーシーズン無敗の輝かしい戦績目前だった。ところが、試合となるとオハイオ州立大が一枚上手だった。

 

 第1QにQBのJT・バーレットの84ヤードと、57ヤードのロングパスで2TDを奪い14―7とリード。この優位を最後まで守って27―21で逃げ切った。

 ウィスコンシン大は何とか勝ち星をと、第4QにRBクリス・ジェームズの1ヤードの突進と2点のTFPで一時は3点差まで詰めたが、結局初黒星をつけられた。

 この結果、前週オーバーン大に敗れてランク5位に滑り落ちていたアラバマ大が、息を吹き返し、選手権ベスト4の一員として、ランク4位に返り咲くこととなった。

 ランク2位のオーバーン大と4位ウィスコンシン大の敗退が大きく、ジョージア大には追い抜かれたものの、こうしてアラバマ大は5位からランクを一つ上げたのだった。

 このほかアメリカン体育連盟(AAC)では、東地区のセントラルフロリダ大が西地区のメンフィス大を2度の延長の末62―55で倒し、FBS唯一の全勝校として勝ち残った。

 また山岳西部連盟(MWC)では山岳地区のボイジー州立大が西部地区のフレズノ州立大に17―14で競り勝った。

 ボイジー州立大はフレズノ州立大と入れ替わってランキング末尾の25位に顔を出した。

 USA連盟(CUSA)はフロリダアトランティック大、中部アメリカン連盟(MAC)はトリド大、サンベルト連盟(SBC)はトロイ大がそれぞれリーグ優勝を遂げた。

丹生 恭治 にぶ・きょうじ

名前 :丹生 恭治 にぶ・きょうじ

プロフィール:1934年生まれ。関西学院大学卒業後、東京新聞社で運動記者としてスタートし、1962年に共同通信社へ移籍。著書に、中学時代から関学で親しんだアメリカンフットボール生活を描いた「いざいざいざ」がある。甲子園ボウルには高校時代と合わせて6度優勝。

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