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(631) コルクのせんぬきみたいに伸びる角 ブラックバック 

2021.10.25 11:00
これはオス。走るのが速く、ジャンプ力もある
これはオス。走るのが速く、ジャンプ力もある

 

 ねじれた2本の角。背中や首、足の外側は茶色で、おなかや足の内側が白い。顔は、目のまわりと口もとが白く、ほかは黒っぽいので、めりはりがきいている。
 埼玉県宮代町の東武動物公園にいるブラックバックのオス。仕切られたところにメスと子どもたちがいて、こちらは角がなく、地味な外見だ。
 「ブラックバックはインドにいますが、アフリカにいるトムソンガゼルやインパラと同じ、レイヨウとよばれる仲間です」と園の下康浩(しもやすひろ)さん。
 アフリカのようにライオンもハイエナもいないので、安全なのかと思ったら違った。開発が進んで数が減り、絶滅が心配されているという。
 背中が黒くないのに、なぜ、ブラックバックっていうんですか?
 「むれのなかでいちばん強いオスが、繁殖期に背中が真っ黒になるんです」
 説明板では、オスのねじれた角のことを「コルクのせんぬきみたいに伸びる」と書いてある。シカみたいに毎年、はえかわらないんですか?
 「いいえ、ウシの仲間なのでオスの角は落ちないで、だいたい、いまぐらいの長さまで伸び続けます」
 かっこいい角は、おそってくる敵から身を守るため? 「いいえ、トラに向かっていっても、かなうわけがない。オス同士の戦いのためなんです」(文・写真、佐々木央)=2020年7月配信

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