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【聖火リレー アラカルト】 「故郷に感謝」聖火つなぐ 富山の元競泳男子日本代表

2021.6.11 13:00 共同通信
聖火リレーの代替イベントでトーチを掲げる荒瀬洋太さん=2日午後、富山県高岡市
聖火リレーの代替イベントでトーチを掲げる荒瀬洋太さん=2日午後、富山県高岡市
 「水泳があったから、今の自分がある」。富山県高岡市で2日、東京五輪聖火リレーの代替イベントに参加した荒瀬洋太(あらせ・ようた)さん(39)は、2000年のシドニー五輪に競泳男子日本代表として出場した。自分を育てた故郷への感謝を胸に、「2度目の大舞台」で聖火をつないだ。
 富山市出身。「丈夫な体づくりのために」と両親の勧めで5歳で水泳を始めた。小学生の頃の夢はプロ野球選手。コーチが怖くて「水泳を辞める」と言い出せず、中学でもそのまま続けた。
 シドニー五輪出場は18歳の時。「全く緊張せず、怖いものなしという感じ。とにかく若かった」と振り返る。05年に現役を引退後、08年に地元テレビ局に入社。アナウンサーを経て、現在はイベント運営などに携わる。
 五輪出場から20年の歳月が流れた今も、週1回はプールに通う。「水泳の魅力を知ってもらえれば」と個人で指導したり、中高生の合宿に参加したりすることもある。
 五輪出場の夢を実現できたのは「周囲の支えがあったから」。自身の経験を通じ「子どもたちにも『富山から同じことができる』と伝えたい」とランナーに応募した。
 トーチキスの大役は「(シドニー五輪より)緊張した。手も足も震えた」。新型コロナウイルス禍が収束せず、今夏の五輪開催に否定的な意見もあるが、「そんな今だからこそ、スポーツの魅力をたくさんの人に感じてほしい」と力を込めた。