メニュー 閉じる メニュー
全国

全国

(585) 本土のタヌキ・キツネ関係とは逆? エゾタヌキ

2021.3.4 12:00
仲良くくっついているエゾタヌキの「シロ」(右)と「あん」(おびひろ動物園提供)
仲良くくっついているエゾタヌキの「シロ」(右)と「あん」(おびひろ動物園提供)

 

 体全体は茶色っぽく、鼻と目の周り、足が黒い。2頭が身をよせ合ったり、前と後になって歩いたりしている。北海道帯広市の「おびひろ動物園」にいる2頭のエゾタヌキ、「シロ」と「あん」は仲が良さそうだ。

 飼育係の中山大志(たいし)さんは、インターネットにエゾタヌキの飼育日誌をのせている。読むと、タヌキたちの様子だけでなく、帯広の季節のうつり変わりまで伝わってくる。

 「北海道のエゾタヌキとキタキツネは、本土のタヌキとキツネとは逆なんですよ」と中山さん。

 どういうことだろう。

 「キタキツネはどこでもよく見かけます。本州ではキツネはあまり見かけないそうですね。タヌキは本州では市街地にも出てくるけれど、エゾタヌキは森の中にすんでいて、レアな動物です」

 飼育日誌には写真や動画も付けていて、海外でも人気だ。

 「タヌキは日本とロシア、中国あたりにしかいないので、海外の人にとってはめずらしい動物なんです。丸々として、犬のポメラニアンみたいだから、かわいらしい」。たしかに体中、もこもこな毛におおわれている。

 「でも今は夏毛なんですよ。これが冬毛になると、もっとふさふさのエゾタヌキらしいすがたになります」。飼育日誌をずっと読んでいれば、そんなタヌキたちの変化もよくわかりそうだ。(文・佐々木央)=2019年8月配信

最新記事