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東京五輪の開幕まで半年となった23日、聖火リレーが予定されている福島県双葉町のJR双葉駅近辺を歩いた。「復興五輪」のスローガンとは裏腹に、住民帰還にはほど遠い光景が広がる。東日本大震災で崩れた外壁や枯れ草に覆われた家屋は、真新しい駅舎と対照的だ。除染土の入った黒い袋が並ぶ様子も目を引く。周辺は「特定復興再生拠点区域」として整備が進むが、人はまばらで、住宅地造成や家屋解体を行う重機の音だけが響いていた。
共同通信
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