大卒採用11年ぶりに「減らす」 感染拡大で売り手市場に陰り

2022年卒大学生・大学院生の採用見通し
2022年卒大学生・大学院生の採用見通し
2020年12月21日
共同通信共同通信

 リクルートワークス研究所は21日、2022年卒の大学生・大学院生の採用に関する調査で、21年卒に比べて採用人数を減らすとした企業は11.6%、増やすとした企業は7.7%だったと発表した。採用減が採用増を上回ったのは、リーマン・ショックの影響が続いた11年卒以来11年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大で、学生側の売り手市場に陰りがみられる。

 採用減を業種別で見ると、飲食店・宿泊業が最多の21.6%。他には情報通信業が13.4%、機械以外の製造業が13.3%だった。一方、人手不足が続く建設業や医療・福祉では、採用を増やす企業の割合が減らす企業を上回った。

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