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長崎、原爆死没者名簿の記帳開始 8月の式典で奉納

2020.6.1 11:19 共同通信

原爆死没者名簿に新たに死亡が確認された人の名前を書き加える森田孝子さん=1日午前、長崎市
原爆死没者名簿に新たに死亡が確認された人の名前を書き加える森田孝子さん=1日午前、長崎市

 長崎市は1日、長崎原爆で被爆し、昨年8月以降に亡くなったり、新たに死亡が確認されたりした人の氏名を、原爆死没者名簿に書き加える作業を始めた。8月9日の平和祈念式典で奉納する。

 市によると、現時点で記載が決まった死没者は1102人。広島で被爆した長崎にゆかりのある死没者も含め、8月初めまでに計約3500人が新たに加わる見通し。

 被爆2世で書道講師の森田孝子さん(72)がマスク姿で、一人ずつ丁寧に書き加えていった。報道陣の取材に対し「今年は新型コロナウイルスの影響で落ち着かない日々だが、心を無にして取り組み、被爆者の生きた証しを後世に残したい」と話した。森田さんは2002年から毎年、記入を担当している。

 名簿には昨年8月9日時点で18万2669人の名前を記載。身元不明の犠牲者のために用意された白紙の1冊を含む計187冊あり、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館に保管されている。