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(564)フグの目の閉じ方は? テトラオドンムブ

2020.6.2 12:00
 
テトラオドンムブ。よく見ると、ちゃんとフグの顔をしている
テトラオドンムブ。よく見ると、ちゃんとフグの顔をしている

 

山口県下関(しものせき)市の市立しものせき水族館「海響館」。フグコーナーの終わりの方に小型の水槽がならんでいた。「世界の淡水フグ」と書いてある。

 えっ、淡水にもフグがいるんですか? びっくりして担当の園山貴之(そのやま・たかゆき)さんに聞いてしまった。

 「日本にはいないけれど、世界にはたくさんいます。フグを漢字で書くと『河豚』、川のブタです。中国にはメフグという淡水フグがいるので、この漢字もそこからきているのかもしれません」

 トラフグなどがふくまれるフグ科の仲間は200種。そのうち約40種が淡水フグで、南アメリカのアマゾン川や東南アジア、アフリカなどにいる。

 小さいので写真がむずかしい。ふりかえると、ちょっと大きめで、黒い体に白のしまもようが入る魚がいた。中央アフリカにいるテトラオドンムブ。発音しにくい。

 「体長が60センチをこえることもある世界最大の淡水フグです。エビやカニ、時には貝をかみくだいて食べます」と園山さん。カメラのファインダーをのぞくと、目のまわりが金色に近い赤で目立つ。

 そのフグの目について、園山さんにおもしろいことを教えてもらった。

 人間の目は閉じるとき、上のまぶたと下のまぶたが動いてくっつく。フグ科の仲間は、目のまわりの皮膚(ひふ)を中央に集めて閉じる。

 海響館はこんな研究もしているんだ。(文・写真、佐々木央)

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