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北九州市、新たに21人感染 市長「大きな第2波襲う」

2020.5.29 1:00 共同通信

記者会見する北九州市の北橋健治市長=28日、北九州市役所
記者会見する北九州市の北橋健治市長=28日、北九州市役所

 新型コロナウイルスの感染者が再び増加している北九州市は28日、新たに21人の感染確認を発表した。23~28日の市内の新規感染者は43人となり、このペースで増えると、近く福岡県の休業要請基準を超える恐れがある。北橋健治市長は発表前の同日午前、記者会見で「このままでは間違いなく大きな第2波に襲われる。新たな局面を迎えた」と述べた。

 北九州市によると、4月30日~5月22日は感染確認がゼロだったが、23日から連日判明し、27日までの感染者の多くは経路が分かっていない。28日の21人のうち、経路不明者は4人だった。市は、市内の2カ所の医療機関でクラスターが発生したとみている。小倉城など市の43施設は28日から再び休館。厚生労働省は27日、クラスター(感染者集団)対策班を派遣した。

 県は一部施設を除いて既に休業要請を解除。再度要請を検討する独自指標は(1)直近3日間の1日当たりの平均感染者数が3日連続8人以上で、かつ増加傾向(2)直近3日間の感染経路不明者が50%以上(3)病床稼働率が50%以上(4)重症病床稼働率が50%以上―で、総合的に判断するとしている。

 小川洋知事は28日、危機感をあらわに「第2波の到来は何としても抑止しないといけない」と強調。一方で、感染拡大防止と社会経済活動の「バランスを取る」とし、再度の休業要請には慎重な姿勢もにじませた。

 県はキャバレーやスポーツジムなど、6月1日に予定していた残る施設への休業要請解除を実施するかどうか、近く判断を示す考えだ。担当者は北九州市の状況を踏まえ「より慎重に対応しないといけない」と話した。

 北九州市に近い大分県の広瀬勝貞知事は28日「非常に心配している」と発言。山口県下関市の前田晋太郎市長は「県境をまたぐ移動は控えよう」と呼び掛けた。

再び休館となった北九州市の小倉城=28日午後
再び休館となった北九州市の小倉城=28日午後