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北九州市で再びコロナ感染が増加 流行の「第2波」に警戒感

2020.5.27 23:14 共同通信

北九州市小倉北区のJR小倉駅前=27日午後
北九州市小倉北区のJR小倉駅前=27日午後

 新型コロナウイルスの感染拡大がいったん収まった北九州市で、再び感染者が増加している。市は、緊急事態宣言が解除された後に順次再開していた施設の一部を再び閉館。イベントも中止・延期するなど対策に取り組むが、市民の間では流行の第2波への警戒感が強まっている。

 同市では、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる門司区の新小文字病院での感染者を含む21人の感染が4月1日に確認されたのをピークに、その後は減少。同30日から5月22日までは感染確認ゼロが続いていた。

 しかし、23日になって新たに3人が確認された。以降は連日判明し、23~26日の計4日間で計14人に上った。うち13人は感染経路が不明だ。27日も新たに8人の陽性が判明した。

 政府は緊急事態宣言の解除の目安を「直近1週間の新規感染者が10万人当たり0.5人程度以下」としているが、北九州市は26日時点で1.49人と大幅に上回る。北橋健治市長は同日の記者会見で「第2波の入り口に立っている」と危機感を示し、市民に不要不急の外出の自粛を求めた。

 NTTドコモが携帯電話の位置情報を基に分析した結果によると、小倉北区のJR小倉駅前の人出は、福岡県で緊急事態宣言が解除される前日の13日は前年5月の平日平均より約52%減だった。一方、25日には約27%減と、解除を受けて外出自粛の緩みもうかがえる。

 宣言解除に伴い1カ月ぶりに営業を再開した小倉北区の婦人服販売店に勤める女性(64)は「ようやく客足が戻ってきた」と喜ぶ一方、第2波による経済的な打撃を懸念。「感染拡大で不安に思った客がまた来なくなったり、再び休業要請が出されたりすれば、全てが水の泡になってしまう」と不安そうに話した。