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(562)エビやカニもかみつぶす ポーキュパインフィッシュ

2020.5.31 12:00
ポーキュパインフィッシュは、いっしょにいるイトマキフグに追いかけられることもあるそうだ
ポーキュパインフィッシュは、いっしょにいるイトマキフグに追いかけられることもあるそうだ

 

 真ん丸の大きな黒い目。口をちょっと開けて、ほほえんでいるようにも見える。

 山口県下関(しものせき)市の市立しものせき水族館「海響館」。ポーキュパインフィッシュは「いろいろな形のフグ」の水槽にいた。

 いっしょに泳いでいるのは、イトマキフグ、サザングローブフィッシュ、そしてブルースポテッドパファーという舌をかみそうな名前の魚だ。

 説明の写真と見くらべていたら、ポーキュパインとサザングローブが似ていて見分けがつかなくなった。「教えてください」と、館の園山貴之(たかゆき)さんにお願いした。

 「サザンはトゲが黄色くて、ふだんはトゲをたたんでいます。ポーキュパインフィッシュはトゲが立ったままです」。じゃあ、こっちはポーキュパインでいいんだ。

 この2種類は南半球、オーストラリアやニュージーランドの海にいる。どちらもハリセンボン科。「この科とフグ科は、とても太いあごが変化した歯を持っています」。

 えさの食べ方に関係があるそうだ。

 人間は口の中で食べ物をかんでのみこむ。ブリなんかは獲物(えもの)を水ごと丸のみする。フグの仲間の多くは、貝やエビ・カニなど、かたい殻(から)を持った生きものを、かみつぶしたり、かみ切ったりして食べる。

 あいきょうのある口元なのに、生きものは見かけによらないと思った。(文・写真、佐々木央央)

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