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ブラジル、閣議で知事の悪口放題 最高裁がビデオ映像公開

2020.5.24 16:22 共同通信

支持者と写真撮影するブラジルのボルソナロ大統領=23日、ブラジリア(ロイター=共同)
支持者と写真撮影するブラジルのボルソナロ大統領=23日、ブラジリア(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】ブラジルの右翼ボルソナロ大統領が警察人事に介入したとして捜査妨害などの疑いを持たれている事件に絡み、証拠として最高裁が今月22日に公開した閣議のビデオ映像の内容が物議を醸している。新型コロナウイルス対策を推進する州知事らを口を極めてののしるなど、ボルソナロ氏や閣僚が言いたい放題の様子が記録されていたためだ。

 「やつらはウイルスを利用した」。ボルソナロ氏は4月22日の閣議で、感染対策として商業施設閉鎖や外出自粛要請などの規制を実施するサンパウロやリオデジャネイロの州知事らを、排せつ物や肥料を意味する言葉を使ってののしった。ボルソナロ氏は「経済を損なう」として規制に反対している。

 アウベス女性・家族・人権相は「知事や市長らの逮捕を要求する」と発言。バイントラウブ教育相は、ボルソナロ氏の捜査を検察に許可した最高裁判事らを真っ先に刑務所に送りたいと述べた。

 アマゾン熱帯雨林保護に消極的なボルソナロ政権は、環境団体などから非難されてきた。サレス環境相は「メディアが新型コロナのことしか報じていない今がチャンスだ」とし、アマゾン開発を推進する法改正を急ぐべきだとの考えを示した。

 捜査妨害の疑いが持たれているやりとりの箇所で、ボルソナロ氏は「家族や友人がやられるのを待ちはしない。(リオデジャネイロ州の警察幹部を)交代させろ」とモロ法務・公安相に迫った。翌日、警察庁長官が更迭され、怒ったモロ氏は4月24日に辞任した。