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AIロボットが人形浄瑠璃 動画公開「家で楽しんで」

2020.5.23 18:07 共同通信

ビデオ会議アプリを使ってリモート共演する、AIロボット(左)や人形浄瑠璃の劇団員=23日午後
ビデオ会議アプリを使ってリモート共演する、AIロボット(左)や人形浄瑠璃の劇団員=23日午後

 東京工科大など3大学と人形浄瑠璃劇団が23日、人工知能(AI)ロボットが演じる人形浄瑠璃を披露した。新型コロナウイルスの影響で外出を控えている人に自宅で楽しんでもらおうと、動画投稿サイト「ユーチューブ」で近く公開する。

 筑波大、都留文科大を交えた研究チームと、劇団「八王子車人形西川古柳座」(東京)が企画。通常の浄瑠璃で人が操る人形の肘や腰など約20カ所にセンサーを取り付け動作を解析、ロボットに事前に記憶させた。

 この日は、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を通じ、筑波大の研究室で踊るロボットが、自宅にいる太夫や三味線奏者らと“共演”。各地の研究者たちもオンライン上で見守った。

 披露したのは愛する男性の裏切りに悲しむ女性の演目の約3分間。着物姿のロボットは袖を翻したり、首をかしげたり。学習した動作を、かわいらしさも交え表現した。

 東京工科大の薫然助手は「所作の美しさはまだ十分に表現できない」と話した。今回はロボットの動きに演奏を合わせる形で「音に反応し踊れる技術も開発したい」とも述べた。太夫役の男性は「実際の舞台と違いタイムラグが生じるので、息を合わせるのに苦労した」と感想を語った。