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成績上位「原則満たして」 留学生現金給付巡り文科相

2020.5.22 14:29 共同通信

 新型コロナウイルスの影響で困窮する学生への10万~20万円の現金給付を巡り、文部科学省が外国人留学生にだけ「上位3割」の成績要件を課している問題で、萩生田光一文科相は22日の記者会見で「原則として要件を満たすことを求める」と述べた。

 留学生への成績要件を設定した理由について「限られた財政の中で、学びの意欲のある、継続性のある人(を選ぶため)ということ」と説明。その上で、最終的には大学などが個別に判断するとし、大学などが成績で要件を満たさない留学生ばかりを給付対象とした場合でも「総合的に判断すれば、それを尊重したい」と述べた。

 文科省は大学などに向けた事務処理要領の中で、留学生に限って「学業成績が優秀な者であること」とする要件を示し、具体的には前年度の成績評価係数が2.30以上であることを求めた。「優・良・可・不可」で単位ごとの成績を示す学校の場合、おおむね「優」か「良」であることが必要で、文科省によると成績上位25~30%程度に当たる。

 文科省は日本人学生にも実質的に成績要件を課しているとし、既存の奨学金制度を利用していることや、今後利用を予定していることを求める要件がそれに当たると説明。例として成績上位が対象の日本学生支援機構の第1種奨学金を挙げるが、各種の民間奨学金などでも認めるとしており、留学生のような厳しい成績要件とは異なる。