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6月から1万人抗体調査、厚労省 3地域、感染の広がり把握

2020.5.22 10:14 共同通信

 加藤勝信厚生労働相は22日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの感染後にできる抗体を保有している人の割合を把握する調査を、6月初旬から東京、大阪、宮城の住民約1万人を対象に始めると明らかにした。「社会全体の免疫の獲得状況を確認し、今後の感染拡大防止策の検討に活用していく」と述べた。

 抗体検査は、感染してから一定期間たった後に体内にできる抗体を、少量の血液から検出する方法。症状が出なかった人や回復した人も含めて過去にどのくらいの人に感染が広がったかを把握できる。次に流行した時にどのくらいの人が感染する可能性があるのかの推計や、ワクチン接種が必要な人数の試算に役立つと期待される。

 3都府県は、10万人当たりの感染者数が多い地域と、少ない地域という基準で選んだ。それぞれ20歳以上の住民を約3千人ずつ、年齢別に無作為に選んで同意をもらった上で協力してもらう。自治体が血液を採取し、国に集約した上で分析する。結果は自治体に伝えるが、協力した人に知らせるかどうかは自治体の判断になる。

 検査には複数の手法を使い、一定量以上の抗体を持っているかどうかを基準に陽性か陰性かを判断する。