メニュー 閉じる メニュー
全国

全国

水玉模様の広告に収束への願い 入社2年目が発案、岐阜新聞

2020.5.22 9:57 共同通信

2m以上離れると水玉の幾何学模様にメッセージが浮かび上がる6日付岐阜新聞の広告
2m以上離れると水玉の幾何学模様にメッセージが浮かび上がる6日付岐阜新聞の広告

 離れていても心はひとつ―。5月6日、岐阜新聞に掲載された広告は一見、水玉の幾何学模様だが、2メートル以上離れると、新型コロナウイルスの収束に向け、読者を励ますメッセージが浮かび上がった。営業局の入社2年目蜂谷優太さん(23)が考えたデザインは、インターネット上で大きな反響を呼んでいる。

 大型連休中に家で過ごす読者を楽しませようと、クロスワードパズルや塗り絵を紹介した連載企画の締めくくりとして掲載された。「すごい!」「読めたら感動」。ツイッターやインスタグラム上で話題になり、紹介するツイートには35万以上の「いいね」が付いた。

 蜂谷さんは4月下旬、新型コロナ対策のため、互いに2メートル離れるソーシャルディスタンス(社会的距離)が求められていることを広告のテーマにしようと考え始めた。

 「見た人の心を何とか動かしたい」と、浮かんだのが水玉模様のアイデアだった。デザインの専門知識はなく手探りだったが、発表資料作成ソフトを使い、近くでは読めないが離れると文字が浮かぶよう余白の調整を繰り返した。試作を見た家族や上司が「これはいい」とうなった。

 ネットでの反響は東京に住む友人から知らされた。「驚いている。県民へのメッセージのつもりだったが、こんなに多くの人に届いてうれしい」と照れくさそうに笑う。

 上司の取締役営業局長谷重耕平さん(51)も「職員が一丸となり2週間足らずで掲載につなげた」と胸を張る。5月末からは動画投稿サイト「ユーチューブ」を使い、協賛企業の施設や店舗をPRするとともに、利用時に気をつけるべき感染防止策を発信する新事業を始める予定だ。