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伊の客船「爆発的感染なし」 災害派遣医療チームの医師

2020.5.19 19:24 共同通信

取材に応じる厚労省DMAT事務局の小早川義貴医師=19日午後、長崎市
取材に応じる厚労省DMAT事務局の小早川義貴医師=19日午後、長崎市

 イタリア籍クルーズ船「コスタアトランチカ」の乗員に新型コロナウイルス感染が拡大した問題で、現地で対応に当たる災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らが19日、停泊中の三菱重工業長崎造船所(長崎市香焼町)の岸壁で報道陣の取材に応じ「爆発的な二次感染がなく、よく管理されている」と述べた。

 最初の感染確認から20日で1カ月。長崎のクルーズ船対応には、横浜港に停泊し集団感染が起きた「ダイヤモンド・プリンセス」で活動した医師らも従事している。

 厚生労働省DMAT事務局の小早川義貴医師は、今回乗船していたのが乗員のみで乗客がいなかった点に触れ「乗員に発熱が出た段階で個室管理がなされたのが大きい」と話した。その上で乗員同士や船外との接触の機会が限られていた点も指摘した。

 医師らは船外に設置されたコンテナやプレハブで主に活動している。長崎大病院感染制御教育センターの田代将人副センター長は「ダイヤモンド・プリンセス」の事例とは規模や状況が違うとした上で、「今回は落ち着いて一つ一つ確実な対応ができた」とした。

 「コスタアトランチカ」で最初に感染者が確認された4月20日時点の乗員は623人で、うち計149人の陽性が判明している。陰性が確認された乗員の帰国が進み、19日は新たに日本国籍の1人が下船、下船者は計304人になった。船会社は陽性が確認された乗員の再検査を進めるなどして、月内の出港を目指している。