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米、WHO脱退検討も 資金拠出の恒久停止警告

2020.5.19 13:23 共同通信

トランプ米大統領(AP=共同)
トランプ米大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は18日、ツイッターで世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に宛てた同日付の書簡を公表し、新型コロナウイルスを巡る対応などが中国寄りだと批判、30日以内に改善できなければ資金拠出を恒久的に停止し、脱退も検討すると通告した。

 最大の拠出国である米国からの資金が途絶えればWHOの運営に支障を来すのは必至で、中国の影響力排除へ向け圧力を強化。新型コロナ対応が遅れたとして米国内で高まる政権批判をそらす思惑もありそうだ。

 書簡は4ページで、トランプ氏はWHOの新型コロナを巡る対応を調査した結果、中国からの独立性の欠如が明らかになったと指摘した。昨年12月には中国湖北省武漢で感染が拡大しているとの情報があったにもかかわらず、WHOは独自の調査を怠ったと強調。透明性があると中国への称賛を続けたなどと批判した。

 その上で、WHOによる度重なるミスにより世界に多大な犠牲が出たと非難。WHOが前進するためには、中国からの独立性を示すしかないと指摘した。2000年代初めのWHOは中国への批判も辞さなかったと強調、テドロス氏の運営手法を問題視した。

 米政権は4月にWHOに対する資金拠出を一時停止。WHOとの関わり方について見直しを進めるとともに、WHOにも組織改革を求めていた。