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コロナ、血栓リスクに要注意 厚労省が診療の手引改訂

2020.5.18 20:49 共同通信

 厚生労働省は18日、新型コロナウイルス感染症の患者の診療に当たる医師らに活用してもらう診療の手引を改訂したと発表した。患者は肺の血管に血栓ができて呼吸不全につながる恐れがあるとして注意を呼び掛けた。

 軽症から重症まで段階に分けて症状や診療のポイントを初めて分類。欧米で血管に炎症が起きる川崎病のような症状が子どもに報告されていることも盛り込んだ。

 手引は感染症や集中治療の専門家が国内外の報告や研究を基に作成した。新型コロナによって起きる病気の特徴や治療法、院内感染対策をまとめていて、今回は3月17日に出した第1版を改訂した。

 重症化リスクを見極めるために調べるべき血液マーカーなどを複数記載。特に血管内に血栓ができているかどうかを注視するのが重要とした。肺の血管が詰まると酸素が十分取り込めなくなるためだ。軽症から1週間程度で重症まで悪化する事例が多いという。

 症状は軽症から重症まで4段階に分類。軽症はせきのみで息切れはなく、多くは自然に回復する。中等症は息切れのほかに肺炎を発症している場合と、さらに呼吸不全も起きている場合に分けた。中等症と診断されれば入院して濃度の高い酸素を投与したり、血栓ができるのを防ぐ治療を行ったりして、重症化を防ぐ。

 さらに病状が進み、集中治療室(ICU)に入るか、人工呼吸器を付けることになると重症となる。重症も肺炎の重さに応じて2段階に分類している。