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久しぶりに外でお酒楽しむ 解除後の初週末、繁華街には客足

2020.5.16 21:12 共同通信

緊急事態宣言が解除されて初めての週末を迎え、営業を再開した福岡市の繁華街・中洲の屋台=16日夕
緊急事態宣言が解除されて初めての週末を迎え、営業を再開した福岡市の繁華街・中洲の屋台=16日夕

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が約1カ月ぶりに解除された39県が16日、初めての週末を迎えた。「ようやく外出できた」。繁華街には久しぶりにお酒を楽しむ人が訪れ、マスクの下に笑みを浮かべ歩く姿も。ただ、街のにぎわいは元の日常からはほど遠く、「まだ気は晴れない」との声も漏れた。

 緊急事態宣言は13の特定警戒都道府県のうち茨城、石川、岐阜、愛知、福岡の5県でも解除された。福岡市中央区の立ち飲み屋「メグスタ」では、夕方から常連客が距離を保ちながらお酒を楽しんだ。夫婦で訪れた木村明子さん(35)は「外で飲むのは約1カ月ぶり。緊急事態宣言の解除をずっと待ちわびていた」とうれしそうにレモンサワーを口に運んだ。

 ただ感染拡大前のように満席とはいかず、店長の宮部亘輔さん(37)は「4人以上はテーブルを分け、入店人数を制限している。元の状態になるまではテークアウトでの販売も続けるしかない」と不安そうだった。九州最大の歓楽街・中洲でも名物の屋台が営業した。

 「錦三」と呼ばれる名古屋市中心部の繁華街は雨が降ったこともあり、活気はいまひとつ。「通常だったら土曜日の夜は満席なのに」と肩を落とすのは、居酒屋「道南農林水産部」の正木豊店長(32)。客席を半分に制限するなど対策に取り組むが、客足は遠のいたままで「ウイルスが消滅して、以前のように連日満席の状況に戻ってほしい」と漏らした。

 金沢市の繁華街・片町では、まだ営業を再開していない店も目立った。休業中の居酒屋「鰯組」の社員中根悠圭さん(40)は「(緊急事態宣言が)急に解除されたので、まだ準備ができていない。いつ再開するか会議中です」と慌ただしそうに話した。

 岡山県倉敷市の「三井アウトレットパーク倉敷」は午前11時にオープン。マスク姿の家族連れや夫婦らがブランド店が連なる構内をそぞろ歩きし、買い物を楽しんだ。同県総社市の会社員中川譲さん(51)は「宣言が解除されても県外には行けないので、まだ気は晴れないが、気になるスポーツ用品を見たくて、足を延ばした」と話した。