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米、川崎病症例の報告求める NY110人、他州も

2020.5.15 11:34 共同通信

 【ワシントン、ニューヨーク共同】新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、米国で川崎病のような症状の子どもが相次いでいる問題で、米疾病対策センター(CDC)は14日、医師向けの手引をまとめ、公表した。症状のある子どもを診察した場合、地元の保健当局に報告するよう呼び掛けている。

 東部ニューヨーク州のクオモ知事は14日の記者会見で、州内の症例が110人に達したと述べた。米国では同州以外に16州と首都ワシントン、さらに欧州の6カ国でも同様の症状が報告されていることも明らかにした。

 川崎病は主に乳幼児がかかり、全身の血管に炎症が起きる。CDCの手引は、症例を21歳未満で、発熱や炎症に加え、心臓や腎臓、血液、皮膚など複数の臓器や組織に問題が生じて入院を要する重い症状と定義。さらに、ウイルス陽性か、血液中に抗体があるなど新型コロナと関連がある場合に報告を求めた。こうした症例を、英語の頭文字から「MISC」と呼ぶという。

 クオモ氏によると、110人の年齢層は1歳未満から21歳。主な症状として、5日以上にわたる高熱や腹痛、下痢、嘔吐、目の充血などを挙げた。症例の報告が相次ぐ中、連邦政府も調査を強化する方針を示している。

 クオモ氏はまた、州内10地域のうち5地域が14日までに営業規制緩和の基準を満たしたことを明らかにした。15日以降、段階的な緩和が始まる。ニューヨーク市など都市部は対象外で、在宅勤務や外出制限に関し、今月28日まで期間を延長する知事令を出した。

 新型コロナによる州内の新たな死者数は157人で、計約2万2千人となった。米国の死者数は約8万6千人。