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首相の追悼式出席求めず 「慰霊の日」に沖縄県

2020.5.14 23:53 共同通信

 沖縄県は、太平洋戦争末期の沖縄戦で組織的な戦いが終わったとされる6月23日の「慰霊の日」に開催する沖縄全戦没者追悼式に、今年は安倍晋三首相の出席を求めない方針を固めた。戦後75年の節目だが、新型コロナウイルス感染防止のための措置で、規模を大幅に縮小する。首相あいさつを内閣府沖縄総合事務局長が代読する方向で調整する。関係者が14日、明らかにした。

 式典は県などが主催し、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で例年開かれている。関係者によると、今年は節目のため、被爆地の広島、長崎の両市長を招く予定だったが、ビデオメッセージを依頼する。国連の代表者も招待を検討していたが、対応を協議する。

 会場は平和祈念公園の広場ではなく、同公園内の国立沖縄戦没者墓苑に移す。一般の参加は見合わせ、参列は玉城デニー知事や副知事、県議会議長ら15人程度とする。県民には自宅での慰霊を呼び掛ける予定だ。

 県内の児童・生徒による「平和の詩」は、臨時休校の影響で募集期間を約1カ月遅らせたため、追悼式での朗読は引き続き検討する。

 太平洋戦争末期の1945年、米軍の上陸で始まった沖縄戦は6月23日、旧日本軍の司令官が自決して組織的戦闘が終結したとされる。日米合わせて20万人以上が犠牲になった。県は23日を慰霊の日として県の休日に定め、毎年この日に追悼式を開き、昨年は約5千人超が参加した。