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日銀総裁「デフレには戻らない」 新型コロナ影響で見解

2020.5.14 19:43 共同通信

 日銀の黒田東彦総裁は14日午後、新型コロナウイルスの感染拡大が経済に及ぼす影響や金融政策運営の在り方を議論するイベントに参加し「現時点では、物価上昇率が継続的にマイナスになるデフレに戻るとは考えていない」との見解を表明した。イベント前に行った講演では、雇用や国民生活を守ることが重要だと指摘した。

 黒田氏は感染拡大や緊急事態宣言の発令を受けて輸出や生産、消費などが減少し、今年前半までは経済が大きく落ち込むと指摘。今年後半には感染拡大の収束で経済活動が再開し、回復基調に戻るとの見方を示した。

 今後の金融政策運営を巡っては「新型コロナの影響を注視し、必要があればちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と改めて強調した。

 黒田氏はイベント前に行った講演では「感染拡大の収束にめどが付くまで、雇用・事業・国民生活を守ることが何よりも大事だ」と述べた。日銀が掲げる物価上昇率2%の目標については、物価上昇の勢いが損なわれているとして「かなりの時間がかかる」とした。