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20年石油需要予測引き上げ IEA、コロナ外出制限緩和で

2020.5.14 19:30 共同通信

 【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した石油月報で、2020年の石油需要が前年比日量860万バレル減の同9120万バレルになると予測した。4月時点の予想(9050万バレル)から約70万バレル上方修正した。

 欧米などで新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として実施されてきた外出制限を緩和する動きが出始めたのを反映した。だが航空需要の落ち込みなどが深刻で、需要予測を引き上げても下落幅は過去最大となる。新型コロナ流行の第2波も懸念されており、先行きは依然不透明だ。

 IEAは5月、6月の需要がそれぞれ日量で2150万バレル、1300万バレル減少すると見込んだ。いずれも4月時点の予測から引き上げた。ただ20年下期(7~12月)に関しては、中国の経済活動の回復のペースがこれまでの見通しより遅いことから下方修正し、前年同期比日量460万バレル減と予想した。

 5月の世界供給量は前月比日量1200万バレル減の日量8800万バレルと9年ぶりの低水準になるとした。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による協調減産や、米国などの生産抑制の効果という。