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感染者体調、アプリで把握 厚労省が一元管理へ

2020.5.11 22:41 共同通信

 厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの感染者の体調を保健所や都道府県、国などの行政機関がリアルタイムで一元的に把握する新システムの運用を5月中に始めると発表した。軽症の患者や濃厚接触者が体調をスマートフォンのアプリを通じて自ら報告する仕組みなどで行政機関側の作業を減らし、効率的な感染拡大防止につなげる。

 今週中にも一部自治体で試行的に導入し、5月中には全国での運用を開始する予定だ。位置情報などによる個人の監視は目的としていない。

 これまでは軽症患者らが毎日電話で健康状態を保健所に報告する仕組みだったが、職員の作業量が膨大になる上、急激な体調の変化を把握しにくいという課題があった。新システムで、急激な体調の悪化などをいち早く把握できるようになる見込みだ。さらに感染者が確認された場合、診断した医師が手書きで発生届を保健所にファクスしていたが、パソコンやタブレットでも報告できるようになる。

 新システムでは、まず感染の有無を調べるPCR検査を医療機関で受けた人の連絡先や渡航歴、症状、判定結果などを保健所の職員がデータベースに入力。その後は症状に応じて、入院した場合は医療機関が、自宅などで療養した場合は本人が経過情報を報告する。