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乳児用ガーゼや除菌剤品薄 マスクに転用、購入制限も

2020.5.8 6:48 共同通信

「西松屋此花高見店」で空になったガーゼの棚=4月30日、大阪市
「西松屋此花高見店」で空になったガーゼの棚=4月30日、大阪市

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ベビー用品店で赤ちゃんの沐浴用ガーゼや除菌用品が品薄になっている。ガーゼは手作りマスクの材料に転用するとみられ、購入個数を制限する店も。妊婦や乳児の親からは「別目的の購入は控えて」との声が上がっている。

 「赤ちゃん用品は代用がきかないのに…」。大阪市此花区にある子ども用品店「西松屋此花高見店」で、妊娠9カ月の主婦(22)は空になったガーゼの棚の前に立ち尽くした。

 西松屋チェーン(兵庫県姫路市)によると、3月ごろから手指の消毒用ジェルやウエットティッシュ、子ども用体温計のほか、布おむつや沐浴用ガーゼ、ガーゼ素材の妊婦帯などが全国的に品薄だという。インターネットなどで手作りマスクの材料としての使い方が拡散している影響とみられる。

 これを受け、同社ではガーゼ素材の商品について1家族3パックまでと購入制限を実施。担当者は「赤ちゃんや妊婦の必需品なので、不自由なく行き渡るようにしたい」としている。

 赤ちゃん本舗(大阪市)が運営する店舗でも、除菌用品やガーゼ類が入荷後すぐに売り切れる状態が続き、客から在庫の有無について問い合わせが相次いでいるという。

 哺乳瓶や食器などの消毒剤も一部で品薄に。アルコール消毒液が手に入りにくいため、代用品として買われている可能性がある。

 哺乳瓶消毒剤「ミルトン」を販売する杏林製薬によると、新型コロナの影響で売り上げが伸び、3月中旬から卸売業者の注文に上限を設けて出荷量を調整している。担当者は「手指の消毒にも使えるが、塩素で手荒れが起きる恐れがあるため頻繁に使うことは勧めない」と話している。