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感染1万1千人、死者479人増 緊急事態宣言後の1カ月

2020.5.7 19:38 共同通信

マスク姿で通勤する人たち=7日午前、大阪・梅田
マスク姿で通勤する人たち=7日午前、大阪・梅田

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が緊急事態宣言を出してから7日で1カ月を迎えた。この1カ月間で全国の感染者は約1万1千人、死者は479人、それぞれ増加した。1日当たりの新規感染者数は減少傾向がみられるが、対策の緩みを警戒する政府は5月末までの延長を決定。14日には専門家会議が最新状況を評価し、政府は評価次第では宣言解除もあり得るとしている。

 共同通信の集計によると、7都府県に宣言が出された4月7日時点で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を除いた国内の感染者数は計4450人。当初の期限の5月6日には1万5457人に拡大した。

 新規感染者数は4月11日の719人をピークに減少に転じ、5月6日には104人になった。死者数は5月2日まで上昇を続け、その後は減少傾向にあるようにみえるが、専門家は「現段階では一概には言えない」。

 重症患者の治療は増えている。日本集中治療医学会などによると、人工呼吸器と、より重症患者向けの人工心肺装置「ECMO(エクモ)」の装着数は4月に入ってから急増し、27日以降下がったものの、現在も4月下旬並みの高水準が続いている。

 一方で、厚生労働省によると、1カ月で約4300人が退院した。

 地域別にみると、東京では5月1、2日に150人超の新規感染者が報告され、予断は許さない状況だ。北海道はいったんは終息に向かったものの、4月23日に過去最多の感染者数を記録。群馬や富山、広島などは1カ月間の累積患者数の伸びが5倍以上と高い。

 政府の専門家会議のメンバーである岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「厳しい外出自粛などの行動変容に取り組んだことで一定の効果が出て、状況は良くなってきている」とする一方、「医療機関の態勢は好転してきたとまでは言えない。再び患者が増えても対応できるよう、今の状態を継続し、地域によっては医療態勢を強化すべきだ」と話している。