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ドイツ、大規模緩和を決定 全店開店、正常化に軸足

2020.5.7 5:00 共同通信

6日、ドイツ・ベルリンで記者会見場に姿を見せたメルケル首相(ロイター=共同)
6日、ドイツ・ベルリンで記者会見場に姿を見せたメルケル首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ政府と各州は6日、新型コロナウイルス流行に伴い導入した営業規制などの大規模緩和を発表した。感染の勢いが緩やかになり、欧州主要国では早期に決断。営業を続けるスーパーなどに加え、飲食店を含む全店舗が感染対策を取った上で開店可能になる。学校も生徒の受け入れを段階的に拡大し、経済や市民生活の正常化に軸足を移す。

 サッカーの1、2部リーグも5月中に無観客での試合再開が可能になった。公共の場で多人数の集まりを禁じた規制は6月初めまで延長するが、それ以外の制限の多くは解除される。

 ドイツでは3月に全土で始まった外出規制が奏功し、感染が大幅に減っている。衛生当局の5日の発表では、前日から増えた新規感染者は685人で、4月初旬のほぼ1割になった。感染者1人から平均何人にうつるかを示す指標「実効再生産数」も流行が終息に向かう1を下回り、連日0.7前後で推移している。

 メルケル首相は緩和に慎重で、専門家も緩和によりウイルスが拡散し、流行の「第2波」が襲来する可能性を警告するが、各州や経済界は早期の緩和を強く求めてきた。

 ただ、国内ではウイルスで今も連日100人前後が死亡し、犠牲者は計約7千人に上る。政府と各州は7日間で人口10万人当たり50人以上の新規感染者が出た地域に対し、再び規制を導入することで合意した。