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欧州各国、制限措置を部分解除 感染減速で経済再開にかじ

2020.5.4 15:58 共同通信

運動のための外出が認められたスペイン・マドリードで出歩く人たち=3日(AP=共同)
運動のための外出が認められたスペイン・マドリードで出歩く人たち=3日(AP=共同)

 【ローマ、パリ、ブリュッセル共同】新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的大流行)の中心地」となった欧州で4日、各国が感染拡大防止のため講じてきた制限措置を部分的に解除した。新たな感染者が減少したことを受け、甚大な打撃を受けている経済活動の再開にかじを切ったが、感染再拡大の懸念も高まっている。

 4月中旬に米国に抜かれるまで世界最悪の死者数を記録していたイタリアでは5月4日、製造業や建設業、卸売業が再開した。コンテ首相はこれにより400万人以上が職場に戻ると強調した。

 政府の3日発表によると、前日から増えた新たな死者は174人、感染者は1389人だった。1日で約千人が死亡、約6600人が感染確認されたピーク時に比べれば減少しているものの、衛生当局は依然として警戒が必要だと訴えている。

 4日から外出時のマスク着用が義務付けられたほか、移動理由を記載した自己宣誓書を引き続き携行しなければならない。飲食店や美容院の再開は早くても18日以降になる見込みだ。

 欧州最多の感染者を出すスペインでも4日、経済活動の制限緩和が始まった。4段階の最初として、店舗に事前の注文や予約に限り商品やサービスを提供することを許可。レストランは持ち帰りの料理販売が可能となり、美容院も営業できるようになった。

 人口1150万人の小国ながら公式発表比較では世界で6番目に死者が多いベルギーも初めて外出制限を一部緩和した。在宅勤務の原則的な義務化は続けたまま、一般顧客と直接接しない一部の企業活動の再開を容認した。

 ギリシャでも制限緩和が段階的に開始されたほか、フランスも11日に外出制限を解除する予定。