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大気汚染、致死率に影響か コロナ感染、欧米で調査

2020.5.3 15:09 共同通信

 【ロンドン共同】ドイツと米国の大学による新型コロナウイルス感染者の調査で、大気汚染が深刻な地域になるほど、感染後の致死率が高くなる傾向があることが3日までに分かった。

 マルティン・ルター大(ドイツ)の研究者らは、イタリアとスペイン、フランス、ドイツを対象に調査。3月19日までに確認された約4400の死亡例について、計66の行政区ごとに分類すると、全体の78%がイタリア北部とスペイン中部の五つの行政区に集中していることが判明した。

 この五つの行政区はいずれも大気汚染の原因となる二酸化窒素の濃度が今年1~2月に高く、山地に囲まれ大気汚染が解消しにくい地形だった。

 一方、米国のほぼ全域を対象にハーバード大が行った調査でも、大気汚染レベルが高いほど感染後の致死率が上がるとの結果が4月に出た。

 欧米の多くの国では現在、外出規制が敷かれ、大気汚染の改善が報告されている。英紙ガーディアンは、現在の状況よりも感染拡大前の汚染レベルが致死率に影響しているとの見方を伝えた。