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ドイツ、集中治療病床に余裕 コロナ以外の患者も使用可能に

2020.5.1 20:41 共同通信

ドイツ西部アーヘンの病院の集中治療室で新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療従事者=4月(ゲッティ=共同)
ドイツ西部アーヘンの病院の集中治療室で新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療従事者=4月(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ政府は4月30日、新型コロナウイルスの重症患者用に空けている約1万3千の集中治療病床を、他の病気の患者も使用できるようになったと発表した。病床を増強してきたが感染者の増加が緩やかになって余裕が生まれ、使用可能と判断した。日本では集中治療病床と人員の不足が懸念されている。

 ドイツの病院は不要不急の手術を中止して人員を確保したり、器材を集めたりして集中治療病床を増やしてきた。一方、新規感染者は3月からの外出制限の効果で大きく減った。ドイツの集中治療病床数は世界有数で、従来、人口比で日本の6倍だった。

 政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所によると、国内にある約3万3千の集中治療病床のうち約4割が空いている。これまで手術が延期されていた他の病気の患者らがその一定数を使えるようになる。政府は、長期間コロナ患者だけを優先するのは公平でないと説明した。

 政府と各州は4月30日、3月に閉鎖した全国の博物館や動物園などの運営再開も決めた。4月20日には営業規制の一部緩和を実施。町に人通りが戻った一方、感染は一時、拡大傾向を示した。

 メルケル首相と各州は5月6日にさらなる規制緩和の是非を判断するが、感染状況を示す指標などを基に慎重に見極める考えだ。